前回言った通り、鼻緒のページを作りました。
思った以上に大変で、二日掛かりの作業となりました・・・。
まぁちょうど(?)左手の親指をカッターでザックリ&スッパリとやってしまって
下駄作りが出来ないので良かったですけど。
ちなみに鼻緒は一点ものが割と多く、二度と仕入れが出来ない物も良くあります。
ですのでお気に召した鼻緒があったら是非、受注製作のご依頼をお願い致します。
お客様だけの「日光下駄」を心を込めて製作します。
個人的にオススメの鼻緒を何点か載せておきます。
まずは博多織の鼻緒です。
鎌倉時代から続く伝統的な織物は、しなやかでありながら丈夫ですので
着物の「帯」として国内屈指の評価を集めています。
お次ぎは印伝。
こちらも古くから伝わるもので、インド(印度)伝来に因むとされて「印伝」と
呼ばれるようになったそうです。
印伝は鞣した革に染色を施し、漆で模様を描いたものの事を言うのですが、
現在ではシルク印伝やハンプ印伝というものもございます。
印伝で人気なのは「蜻蛉」が描かれたものです。
前にしか進まず退かないところから「勝ち虫」とも言われ、縁起物とされています。
戦国時代には兜や鎧等の武具、陣羽織や印籠の装飾にも用いられていました。
そして花柄の刺繍が施されたこちらのシリーズ。
花柄でも可愛くなり過ぎず、とても上品に仕上がっておりますので年齢問わず、
多くの女性のお客様に選ばれています。
お洋服の時に履いても素敵な鼻緒だと思います。
最後にこちら、昔の羽織の裏地から作られた鼻緒です。
もう生地自体が無く、今後は作れない鼻緒だそうなので気になる方はお早めに・・・。
誰とも被らない、自分だけの一足をお探しのお客様にはピッタリかと思います。
畳表を染めたり、塗り下駄にしたりしても結局は鼻緒が下駄の「顔」となるので
下駄の印象は鼻緒で決まると言っても過言ではないでしょう。
是非、自分だけの素敵な顔を見つけてみてください。
当店の鼻緒のページはこちらから↓
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日光下駄工房 てしごと屋 雅
渡邉誠友
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